2010年06月04日
鳩山首相・小沢幹事長退任と新政権
2日、鳩山首相が小沢幹事長を含む辞意を表明、4日の党代表選挙、両院本会議での指名を経て菅直人新首相が誕生しました。
1.普天間問題、2.政治と金、そして3.小沢幹事長の政治手法への国民の反発、が主な退陣の原因
1.普天間問題について
基地の問題は日米安全保障の枠組み抜きに改善案を模索することは不可能。加えて、今はアメリカの覇権に変化が見え始め米中関係のみならぬ世界地図そのものに変化がみられる時代。そんな環境下での日米安保ですから、これまで以上の複雑さのはず。したがって、十分に練られた戦略とそれを実現するための体制整備が不可欠だったはず。ですが、合意形成、党内情報共有、国民への情報公開、国家と地域の信頼関係醸成といった政策形成プロセスすべてが十分に機能しなかったことが、政権をゆるがすほどの失態として国民に受け止められた原因です。首相・幹事長交代によってふたをすることなく真正面から取り組み直すことが重要だと思います。
普天間問題を国家レベルで議論すべく政策課題に引き上げたことは評価すべき点なのですから、最後まで責任を果たすこと、それが戦後60年ずっと荷物を持ち続けてくれた沖縄への最低限の誠意ではないかと思うのです。
2.政治と金
政治資金規正法の法改正も必要となってくるのだと思いますが、選挙にかかる費用の開示など公選法の内容見直しなども今後は注視される必要があるように思います。
3.小沢幹事長の政治手法
力で従わせる手法、これが大方のイメージかと思います。メディアで報じられることで強調して認識されている部分もあると思いますが、具体的な問題点として民主党議員からも指摘されていた、政策調査会の休止と陳情先の幹事長への一元化などは、単にお金や力で議員を支配するにとどまらず、国民の声を政策につなげるまでのプロセスを不透明にしている、という意味で、政策による国民の選択をかかげる民主党が選択する方法としては不適切だったということになるでしょう。広聴から政策形成へ、そして内容審議と手法選択の過程に関する透明性の向上を新政権には期待したいと思います。
◎その他期待したいこと
・日本の制度では内閣の業務だけに専念しにくいことはあると思いますが、だからこそ閣内の一致協力で、ある程度の期間は首相が変わることのない運営が重要。支持率を上げるために、顔や人気だけで総理大臣を消費するようなレベルの低い政党運営から卒業すること
・税収の落ち込みという原因はあったものの、財政上のプライマリーバランス維持への意識を高めること
・10年来自治体改革の現場に居て地域の民主党を拝見する限り、地域での力不足は深刻に思います。県連と党の連携、地域における民主らしい候補者発掘の仕組み構築を
●1−3にかき消されて鳩山政権での成果についてあまり話題に上ることがありませんが、水俣病特措法、アスベスト大阪地裁判決受け入れ、B型肝炎和解協議開始、自殺者数の低下等、評価できる成果は多かった。不可避の被害にあった国民を支える視点は自民党政権では感じられなかったことを思うと、格段の変化だと思います。財源の問題があること、肝炎や被害者救済はスピード、対象から漏れる方々の存在など多くの難題が存在することは重々承知の上ですが、民主党の国民を支える姿勢は正当に評価することは有権者にも重要なこと。皆さんはどう思われるでしょうか?
1.普天間問題、2.政治と金、そして3.小沢幹事長の政治手法への国民の反発、が主な退陣の原因
1.普天間問題について
基地の問題は日米安全保障の枠組み抜きに改善案を模索することは不可能。加えて、今はアメリカの覇権に変化が見え始め米中関係のみならぬ世界地図そのものに変化がみられる時代。そんな環境下での日米安保ですから、これまで以上の複雑さのはず。したがって、十分に練られた戦略とそれを実現するための体制整備が不可欠だったはず。ですが、合意形成、党内情報共有、国民への情報公開、国家と地域の信頼関係醸成といった政策形成プロセスすべてが十分に機能しなかったことが、政権をゆるがすほどの失態として国民に受け止められた原因です。首相・幹事長交代によってふたをすることなく真正面から取り組み直すことが重要だと思います。
普天間問題を国家レベルで議論すべく政策課題に引き上げたことは評価すべき点なのですから、最後まで責任を果たすこと、それが戦後60年ずっと荷物を持ち続けてくれた沖縄への最低限の誠意ではないかと思うのです。
2.政治と金
政治資金規正法の法改正も必要となってくるのだと思いますが、選挙にかかる費用の開示など公選法の内容見直しなども今後は注視される必要があるように思います。
3.小沢幹事長の政治手法
力で従わせる手法、これが大方のイメージかと思います。メディアで報じられることで強調して認識されている部分もあると思いますが、具体的な問題点として民主党議員からも指摘されていた、政策調査会の休止と陳情先の幹事長への一元化などは、単にお金や力で議員を支配するにとどまらず、国民の声を政策につなげるまでのプロセスを不透明にしている、という意味で、政策による国民の選択をかかげる民主党が選択する方法としては不適切だったということになるでしょう。広聴から政策形成へ、そして内容審議と手法選択の過程に関する透明性の向上を新政権には期待したいと思います。
◎その他期待したいこと
・日本の制度では内閣の業務だけに専念しにくいことはあると思いますが、だからこそ閣内の一致協力で、ある程度の期間は首相が変わることのない運営が重要。支持率を上げるために、顔や人気だけで総理大臣を消費するようなレベルの低い政党運営から卒業すること
・税収の落ち込みという原因はあったものの、財政上のプライマリーバランス維持への意識を高めること
・10年来自治体改革の現場に居て地域の民主党を拝見する限り、地域での力不足は深刻に思います。県連と党の連携、地域における民主らしい候補者発掘の仕組み構築を
●1−3にかき消されて鳩山政権での成果についてあまり話題に上ることがありませんが、水俣病特措法、アスベスト大阪地裁判決受け入れ、B型肝炎和解協議開始、自殺者数の低下等、評価できる成果は多かった。不可避の被害にあった国民を支える視点は自民党政権では感じられなかったことを思うと、格段の変化だと思います。財源の問題があること、肝炎や被害者救済はスピード、対象から漏れる方々の存在など多くの難題が存在することは重々承知の上ですが、民主党の国民を支える姿勢は正当に評価することは有権者にも重要なこと。皆さんはどう思われるでしょうか?